木苺の棘
「(そう想うこと)
 ダメじゃないさ・・・

 アリス、分かったよ
 お前の言うとおりにする
 
 その代わり、お願いだ
 俺の言葉に、どうか
 傷つかないでくれ」

貴方が放つ言葉は

真実では無い。

「真実は、俺達
 二人だけの秘密・・・」

「うん・・・」

その時、漣を呼ぶ声が
電話越しに聞こえた。

チアキ先輩の声・・・

「分かったよ、すぐ行く
 アリス、ごめん
 また、連絡するよ」

漣はこの後、今後の事務所側の
対応について話し合う事になる
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