木苺の棘
貴方の想いに今すぐ
『はい』と、答えたい。

だけど、今は・・・

そんな時期では無い・・・

高校生の貴方は瞳を
輝かせて言う。

『俺の夢

 俺の夢は
 軽音部の仲間と
 有名になる』

やっと掴んだ、貴方の夢。

大スターの仲間入りを果たし
今や、国民的スター。

貴方の存在を知らない人は
きっといない。

皆が、貴方に貴方の音楽に
注目しているのに、私達の
関係が表沙汰になって
貴方の仕事は思うようには
進まない。

そして、とうとう
予定を変更して海外へ・・・

それは全て、私のせい・・・
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