木苺の棘
貴方の仕事の邪魔を
これ以上、してはいけない

「レン、お仕事頑張ってね
 あっ、でも
 あんまり、頑張りすぎちゃ
 駄目だよ」

「どっち?
 
 頑張るの
 頑張らないの?」
 
「がんばって
 早く帰って来て
 私が癒してあげる」

「任せて、最高傑作を
 手土産にすぐに帰る」

すぐに帰る・・・

すぐに・・・

ロサンゼルスの郊外にある
BARでお酒を飲むスタッフに
メンバー。

レコーディングは順調に進み
発売日にも間に合う事が確定

ロスへ来て、初めて
張り詰めていた空気が消え
皆、ほっと安堵した表情を
浮かべて、心からお酒に
酔う事のできる時間を
満喫していた。
< 507 / 674 >

この作品をシェア

pagetop