木苺の棘
芽生えてしまった止められない
想いを胸に抱え込んだ少女は

芽生えた愛を、どうしても
自分の物に、手に入れたいと
願い、悩み苦しむ。

そして居ても立っても居られず
自分でも予想のできない行動を
取ってしまう。

結果、貴女は泣いて
見苦しい姿を私に曝け出す。

「レンさんを
 わたしに、ください
 
 彼を私に譲って・・・」

貴女と、漣はロサンゼルスで
逢引をして、愛し合っている

雑誌には、そう書かれていた

それが本当なら、彼女は
私に漣を譲って欲しいなんて
言わないはず・・・

やっぱり、あの雑誌は嘘だった

漣は、私を裏切ったりしない
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