木苺の棘
「俺の事は、いいの・・・
 今は、お前の話
 
 いい加減、アリスと
 仲直りしろよ
 
 どうせ、お前は
 アリスしか
 愛せないんだから」

「例え、そうだとしても
 俺はアリスには
 逢いに行かない

 アイツを・・・」

「傷つけたくないだろう?
 
 じゃあ、今のアリスは
 どうなの?

 傷ついてないの?
 違うよな・・・」

チアキの言葉で俺は気づく。

「チアキ、サンキュ」

携帯電話を手に店の外
俺はアリスに電話をかける。
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