木苺の棘
翌朝・・・
小さなゴミ袋を手に持つ、私は
エレベーターのドアに映る
自分の姿に呆れ果て、俯き
指先で、くっきりと浮き出た
目の下の隈に触れる。
自分以外の人の気配を感じた
私は、右手で顔を隠した。
開かれる、入り口のドア
すれ違う・・・
地面を踏みしめる、大きな靴が
私の瞳に映るのと同時に
聞こえる、声。
貴方の声・・・
「アリス」
「レン?
どうして、ここに?」
驚く、私・・・
「まさか、昨夜から
ずっとここに?」
「いやっ、さすがに
寒空の下
それは、無理」
貴方は、私の手からゴミ袋を
取り上げ、定置の場所に
捨ててくれた。
小さなゴミ袋を手に持つ、私は
エレベーターのドアに映る
自分の姿に呆れ果て、俯き
指先で、くっきりと浮き出た
目の下の隈に触れる。
自分以外の人の気配を感じた
私は、右手で顔を隠した。
開かれる、入り口のドア
すれ違う・・・
地面を踏みしめる、大きな靴が
私の瞳に映るのと同時に
聞こえる、声。
貴方の声・・・
「アリス」
「レン?
どうして、ここに?」
驚く、私・・・
「まさか、昨夜から
ずっとここに?」
「いやっ、さすがに
寒空の下
それは、無理」
貴方は、私の手からゴミ袋を
取り上げ、定置の場所に
捨ててくれた。