木苺の棘
私は、やっぱり
漣、貴方を傷つけるだけの
存在になってしまった。

『私達は、きっと深く
 傷つけ合う・・・』

それならば、もう
終わりにした方がいいね。

『私、大切にする・・・

 絶対、失くさない・・・』

そう、八重に約束したのに

私は・・・

その約束を守れなかった。

漣を大切にしなかったのは

私・・・

漣を失くしたのは

私のせい。

自業自得・・・

本当に、これで終わり?
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