木苺の棘
女性の肩から手を退ける、漣

「タマキ」

呼び止める声に振り返る、漣

「チアキ、どうした?」

「チアキ君・・・」

「小峰さん
 ご無沙汰しています
 
 取材、終わってます?」

「何、君も
 取材受けてくれるの?」

「いえっ
 終わったなら、タマキ
 借りてもいいですか?」

漣の声・・・

「どうした、仕事?」

「いいから、ちょっと来い」

「じゃあ、レン君
 また近いうちに
 飲みに行きましょう

 メンバー
 みんなも一緒にね」

雑誌記者の小峰(コミネ)
さんは、お昼休憩で
仲間が待つ場所へ。
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