木苺の棘
「チアキ?」

赤信号で、チアキは振り返り
にっこりと微笑んだ。
 
「なんてな・・・
 一秒前は、もう過去の話
 
 今が、ラブラブなら
 大丈夫だな 
 
 俺、嬉しいよ
 お前等は、一緒になるべきだ

 ヤエの為にも・・・
 
 アイツは、きっと天国で
 こうなることを祈っていた
 だろう

 きっと今頃、喜んでるさ」

チアキ先輩の言葉が
本当ならいいのに・・・

「本当にそうかなぁ・・・
 
 そうだといいな」
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