木苺の棘
「大好きなお前が
 幸せになることを
 ヤエが叶わない訳がない

 お前ら、親友だろう?

 いつも、タマキの周りを
 ウロウロ
 
 俺のレンなのに・・・」

「お前のじゃない」

「冷たいこと言うなよ」

冗談を言い、笑い合う
二人を余所に、アリスは
何かを考えている。

私達は、親友・・・

そうだった・・・

八重は、私にとって
かけがえの無い人で

この世にたった一人
心を通わせた人。
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