木苺の棘
『きっと今頃、喜んでるさ』

大好きな親友・・・

八重も幸せ・・・

そう思えたら、心が軽くなった

「寒いな、帰ろう」

私の肩を強く抱く、漣。

「うん」

八重の愛する漣を
私は、一生、大切にする。

私を縛る想いから

私は今、本当に

解き放たれる。

私に絡まる棘が解けてゆく
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