木苺の棘
ベッドに座る漣の足。

その間に膝をつく私。

見上げる漣、触れる唇

止まらない口づけ・・・

息が・・・『はぁ』
やっと、吸えた。

漣の唇が、今度は
私の首筋に触れる。

ゾクゾクする。

漣の香り・・・

見つめる、その甘い瞳

狂おしい・・・

貴方の唇

私の唇に、もう一度
触れて・・・

貴方の色香に私はメロメロで
躊躇う気持ちが消えていく。

貴方が欲しくなる・・・

その時、漣が止まる。
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