幼なじみは俺様彼氏
鬼だよ、この人…。




さすがの麻衣ちゃんも顔引きつってますから!!





「ってことで、呼んだから。来たらすぐ3人で修羅場!!もちろん、最優先は奏汰クンの気持ち!!わかった?」

「はい…。」

「麻衣から返事が聞こえない。」

「は、はい…。」





スッキリした顔で自分の席に戻った神楽。





「郁くーん…。」

「…俺は何も言いません…。」





そりゃそうなるわ…。





にしても…さすが神楽っていうか…。





ありがとう…。





授業中、冷静になって考えてみた。





奏汰は何を言うかなって。





そしたら不安になってきちゃった…。





「楓ちゃん。」

「郁くん…。」

「信じてって言われたことあるんでしょ?」

「…うん。」

「電話とかさ、大した問題じゃないかも知れないじゃん。信じてるからしないとか。」

「うん…。」






そっか…。





郁くんに少し不安を消してもらった。





あとは、奏汰を待つだけなんだ。





あたしは、ドキドキしながら奏汰を待った。




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