幼なじみは俺様彼氏
俺なんかした!?
母親よりこえぇ…。
「もしもし…。」
「もしもし、奏汰クン!?アンタがハッキリしないから気持ち悪い空気漂いまくり!!………」
説教と呼び出しで切られた電話。
まぢこれ…修羅場やれと?
でも、楓に会えるならちょうどいい。
麻衣にもとどめさせるし。
「撮影スピードアップしてもらっていいですか!?」
「いいよ〜」
「じゃ、お願いします!!」
神楽の鬼のような要望に答えるために。
楓を安心させてやるために。
神楽が言ってたように実力でなんとかしてしまう!!
「お、おつかれ…予定より三時間早い…。」
「お疲れさまでした!!」
俺は急いで学校に向かった。
ちょうど昼休みに学校についた。
あ、俺私服じゃん…。
いいや。
楓の教室に走る。
「楓!!」
「奏……汰!?」
楓は幽霊でも見たような顔してるし。
「なんでいるの!?」
「修羅場やるんだろ?屋上行くぞ。」