幼なじみは俺様彼氏
手を繋いで歩いてるけど会話がない。





「奏汰…あのさ…。」

「ん?」

「なんか…悩んでるでしょ?」

「んなことねぇよ。」

「嘘!!あたしわかるもん。仕事のことなんでしょ?あたしはわかんないから言わないんでしょ?」

「違うから。」





楓にはバレてたか。





でも、心配させたくない。




言うとしても、和に勝ってからだ。







「でも、話し聞いたりは出来るよ?だから…辛くなったらいつでも言ってよ!?」

「ん。ありがと。」






楓の頭を撫でてやると、嬉しそうに笑った。





こんなカワイイ生き物いねぇよ…!!






学校行ったらほとんどの空き時間を俺、楓、洸輔、神楽、郁の5人でいる。





紗和は一個下だからな。






「郁くんってもう、紗和ちゃんとほぼ一緒に暮らしてるよね!」

「楓ちゃんもじゃん。」

「奏汰と一緒に住みたい!!」

「俺も楓と住みたい!!」

「ラブラブですねぇ…。」





うん、ラブラブ。




でもまぢで一緒に住みたい。





んー…。





親父とか喜ぶと思うし。





おじさんたちが帰国したらそこが狙い目だな♪



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