幼なじみは俺様彼氏
奏汰に軽く持ち上げられて、奏汰の足の間に座らされた。





そして後ろから抱き締められる。




慣れてないあたしは、超照れる。





ってか、密着じゃん!




颯汰の香水っていい匂い…。




身体とかも、だんだん男らしくなってる。




恥ずかし〜…。





1人で照れてたあたしに、奏汰が小さい声で言った。





「ごめんな、仕事ばっかで。」

「なに言ってんの。奏汰のやりたいことでしょ?」

「まぁ…。けど、一応付き合ったばっかだから。」






そりゃ、寂しいけど。





奏汰がこうやって思ってくれてることに感動!!






「あたしなら全然大丈夫だよ♪」

「無理してんなよ。」






奏汰は昔からそう。




あたしの精一杯の強がりも嘘も、すぐ見抜く。





でもこれは無視してよ〜…。






「奏汰くん…。見抜いていいことと悪いことがあるのご存知?」

「なに、ダメだったわけ?」

「ダメだったー…。」





付き合った期間はまだ短くても、好きな期間はかなりながい。



< 15 / 446 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop