幼なじみは俺様彼氏
次の日。




「「行ってきまーす。」」




今日はあたしも奏汰も朝から学校に行ける。




奏汰は午後から仕事だけど。





学校についたら、教室にいつもの3人がいた。




「あ、楓おはよ!!」

「おはよ。」

「机んなか!!今日も凄いよ!!」

「うわぁ…。」





あたしの机の中には大量の手紙。




全部ラブレター。





ファンレターもたまにあるけど。






「今日も凄いね、楓。」

「そ、奏汰…!!」




表奏汰は今日も笑顔。




でも、目の奥が笑ってません…。





「奏汰クン!!落ち着こう!!」

「そうだぞ、奏汰!!」

「こんなことじゃ動じないよね!?だって奏汰は彼氏だし!!」






これも最近よくある。




神楽と洸輔と郁くんがなだめてる間に、あたしは手紙を急いでしまう。





「奏汰はあたしの特別!!」

「…うん。」





良かった〜…。




今日も無事に朝が終わった。





これをいっつもやってんのに、なんでラブレターが絶えないの?




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