幼なじみは俺様彼氏
「おもしろい生活してるね…。」

「そう思うなら代わってあげたい…。」

「それはごめんだわ〜。」





でもさ?




いつまでもこの状態はやっぱりよくないよね。





一応、親なんだし…。





それに、なにより奏汰と住みたい。





生活自体は変わらないけど、家に戻ったりしなくていいし。






「神楽、ユウ元気?」

「超元気。カワイイ!!」






ユウは今、神楽の家。




あたし今はほとんど奏汰ん家だし。





神楽がユウを気に入って離さないから…。






「やっぱ会わなきゃだよね?」

「奏汰クンも一緒なんでしょ?」

「うん。」

「なら大丈夫じゃない?」





決めたよ。





あたし、会う。





仕事中の奏汰に初めてメールを打った。



『会うよ。親に。』





すぐに奏汰から返ってきた。



『わかった。俺もいるから大丈夫。』





メールの言葉だけでこんなに強くなれるもんなの?





きっと、奏汰からのメールだからだよね。





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