幼なじみは俺様彼氏
「もう、いいから神楽…。神楽が傷つくくらいならあたし神楽の近くにいたくない。」

「なんでそんなこと言うの…。」





はやく仕事いきたい…。




今のあたしには仕事しかない。




でも、奏汰には絶対言わない。




だって、奏汰は絶対自分のせいって思うから。





「神楽。約束。絶対奏汰には言わないで?」

「わかってるよ。何回も聞いた…。」





ごめんね、神楽…。





「楓!二時間目体育だから行こ?」

「…うん。」





体育かぁ…。




荷物の心配しか出来ない…。





ちゃんと、荷物は全部更衣室に持ってきた。





「全員こっちきて!!」




先生が体育館から離れたとこに集めた。




多分、このときだ。





体育が終わって更衣室に戻ったら、あたしの荷物が荒らされてて、制服破かれてた。





「も…ヤダ…。」

「楓…。」








ようやく、午後になってあたしはホッとする。




「じゃ、あたし仕事行くね?奏汰学校だけど…」

「わかってる。言わない。」




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