幼なじみは俺様彼氏
「有澤…またジャージか!?」

「はい。」

「本当に制服がダメなのか!?」

「…見ますか?」

「…いや、いい。」





教師がこれじゃねぇ…。




でもいつか、収まるから…。





そしたらまた、友達になってね?




神楽…洸輔…郁くん…。





もう…なんか吐きそう…。




また胃が痛くなってきた。





その日は、水、カッターの刃、それといつものいじめしかなかった。





帰る前に保健室に寄って制服をひきとる。





「乾いたわよ。着替えてく?」

「いや、このまま帰ります。」

「そう?」

「…さようなら。」

「さようなら。」





家に帰ると、またジャージのあたしを見て、香保里チャンが驚いてた。




海クンも出てきてビックリしてた。





「これは、制服が濡れちゃったから!あたしのドジが悪いんです…。」

「モデルがジャージ下校とかセンスねぇー。」

「あは、だよねー!」





ごめんね、海クン…。




ありがとう、察してくれて。




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