幼なじみは俺様彼氏
そのままタクシーに飛び乗った。




乗ってる間中気が気じゃない。





楓…。




楓になんかあったら俺はきっとおかしくなる。





様子がおかしかったことと関係あるのか?





楓が絡むと、俺は冷静もなにもなくなる。







病院についたら、タクシーに金を叩きつけて降りた。





「楓!!有澤楓は!?」

「え…たしか…」

「奏汰!!こっち!!」





わざわざ調べてて遅い看護士より、香保里がたまたま来て俺を呼ぶのがはやかった。





急いで病室に向かう。





「楓!!」





楓は、ベッドに横たわってた。




点滴とかいろいろついてる。





「ストレスからくる胃潰瘍。あと、体温が下がりすぎてていろいろヤバかった。」

「親父…。なんで体温…?」

「学校の使われてない教材庫に閉じ込められてた。暖房もなにもなくて。神楽たちが探してくれた。」





夜遅いから、3人はもう帰したらしい。




「楓…。」




手を握ったら、もう暖かかった。




「奏汰…。俺と香保里じゃ詳しいことはわかんねぇけど…多分楓はいじめられてる。」

「いじめ?」





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