幼なじみは俺様彼氏
でも一番驚いたのは楓人気がスゴかったこと。




男のファンも女のファンも、俺と同じくらいいる。





「KAEちゃーん!!握手してください!!」

「もちろんだよ〜♪」

「KAEさん、頑張ってください!!」

「ありがとう!!」





超人気者。




親父も鼻が高そう。





俺は妬ける…。




俺だって女のファンと握手してるけどさ?





よく言われる。




嫉妬深いって。





「親父…」

「わかってる。」





親父は、自信満々の顔をして、集団の真ん中に立った。





「みなさん!!すいませんが…旅館の邪魔になってしまうし、今日は俺たち皆、一般人でいたいんですけど…ダメかな?」





うわっ…何その顔!?




男が可愛らしく困ったような顔してるのにカッコいい…。




これは、一般人は一瞬で…。





「「ダメじゃないです!!」」




やっぱり…。



さすがです…。





「香保里〜♪」

「まぢムカツク!!海とか超キライ!!」

「神楽も洸輔キライ!!」

「えっ!?」





賑やかすぎる…!!




香保里と神楽が落ち着いた頃には、昼を過ぎてた。



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