幼なじみは俺様彼氏
◎奏汰



もう何回言ったかわからないけど…




楓不足です…。





「社長って確か独身ですよね?」

「そうだけど?」

「だから平気でイヴとかに仕事入れちゃえるんですね!!しかも楓にまで!」

「だから、悪かったって!!」





初クリスマスなんですけど…。




最近じゃ、すれ違いばっかで話すことも少なくなった。




だから、楓が今どんな気持ちでいるかわかってあげられてない。





でも…多分寂しがってる。





「もしもし楓?」

「もしもし!?せっかく電話くれたんだけど、あたしもう時間!」

「まぢ?ごめん。頑張れよ!」

「うん!!奏汰大好き!!」

「俺も。」





電話してもこれ。




最近はかけてくるようになった楓から電話でも俺の時間がきてしまう。





大好きとか、そういう言葉は簡単に言っちゃダメかもしんねぇけど…。





今は言葉にしたほうがいいって思う。






「奏汰♪」

「社長…。なにそのテンション…。」

「イヴの夜、奏汰も楓も空けてやったぞ♪感謝しろ〜!」

「しない!!けど、よくやった!!楓には俺から言っとくから!!」

「わかった。んじゃ、イヴまで働け〜♪」


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