幼なじみは俺様彼氏
◎奏汰
「なぁ奏汰。もうすぐあの日だな?」
「あの日?」
撮影の休憩中、突然洸輔がそう言った。
あの日…。
洸輔の誕生日?
…たしか違う。
「まぢわかんねぇ。」
「はぁ!?お前にとって今まで地獄だった日だよ!!」
「…あ。」
バレンタイン…というやつですね…。
毎年毎年、俺の机や靴箱、ロッカーには溢れるほどのチョコが入ってる。
だから地獄。
悪いけど、全部食ってらんねぇ。
「でも!!今年は楓いるもんな?」
そうだ!!
今年は楓がいる。
楓に恐れをなした奴も多いはず。
「つか、楓以外のいらねぇ。」
「だろうな!」
「洸輔は少なくていいよね。」
「うぜぇ!!ムカツク!!」
いやいや、嫌みじゃなくまぢで思ってますよ。
でも…楓にもらえると思ったら楽しみかも。
「いらねぇのはメガネくんのとこだな。」
「あぁ、毎年奏汰がいらないのあげてる…素性不明の…。」
名前も知らないメガネくんはいつも理科室にいるから、毎年あげてる。
「なぁ奏汰。もうすぐあの日だな?」
「あの日?」
撮影の休憩中、突然洸輔がそう言った。
あの日…。
洸輔の誕生日?
…たしか違う。
「まぢわかんねぇ。」
「はぁ!?お前にとって今まで地獄だった日だよ!!」
「…あ。」
バレンタイン…というやつですね…。
毎年毎年、俺の机や靴箱、ロッカーには溢れるほどのチョコが入ってる。
だから地獄。
悪いけど、全部食ってらんねぇ。
「でも!!今年は楓いるもんな?」
そうだ!!
今年は楓がいる。
楓に恐れをなした奴も多いはず。
「つか、楓以外のいらねぇ。」
「だろうな!」
「洸輔は少なくていいよね。」
「うぜぇ!!ムカツク!!」
いやいや、嫌みじゃなくまぢで思ってますよ。
でも…楓にもらえると思ったら楽しみかも。
「いらねぇのはメガネくんのとこだな。」
「あぁ、毎年奏汰がいらないのあげてる…素性不明の…。」
名前も知らないメガネくんはいつも理科室にいるから、毎年あげてる。