幼なじみは俺様彼氏
「…最悪…。」




口を拭きながら走って家に帰った。




そのまま洗面台で歯を磨いて、口を洗って…。





まぢでない!!




ムカツク…。




ごめん、奏汰…。





「くっ…。」

「楓〜慌ててどうし…なに泣いてんの!?」

「大丈夫だよ、香保里チャン…。」





キスくらいじゃ…負けてやらない!!





ごめんね、奏汰…。




でもなんとかするから…。




言わないけど信じてて?





「もしもし…。」

「楓?ごめん、俺もうすぐ出なきゃ…。」

「いいの。ちょっと声聞きたかっただけ。頑張ってね。おやすみ。」

「ん。おやすみ。」





奏汰の声聞いたから大丈夫。




あたしはハルミさんが思ってるほど簡単じゃない!!








次の日から、ハルミさんはあたしによく近づくようになった。





「近寄らないで!!」

「まだ俺んとこ来ないの?」

「一生行かない!!」





ニヤニヤして…。




ほんとムカツク!!





あ゙ぁ〜!!





ストレスです…。




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