幼なじみは俺様彼氏
「楓に本気なら、俺が戦ってやるよ。でもただ遊びたくて楓がいいなら俺と親父でお前と家族を潰す。」

「…。」





でもハルミが本気ならヤバかったかもしれない。




楓を信じてはいるけど。




俺が俺自身に自信がないから。





「はぁー…やめやめ!俺はKAEじゃなくていいし…。」

「楓以外なら好きなだけ遊べ。」

「ひどい奴だな、お前。」





楓にしか興味ないし。




…俺も遊んでたんで…。





「じゃ、帰るわ。」

「さっさと帰れ〜。」

「はいはい…。」





ハルミは頭をかきながら帰っていった。





よし!!




カッコよくはないけど、邪魔者は消した!!





その後は静かに楓を見守った。




終わった瞬間飛び付いてきた楓にキュン…。




ハルミがいないことに驚いてたけど、追い払い方がダサイからなんも言わねぇ。



結局、俺の寮の部屋に来た。




「部屋が奏汰らしい…。」

「そ?楓、来いよ。」

「うん!!」





楓を座らせて後ろから抱きしめる。




楓がまた帰ると思うとやっぱ寂しい。





「またハルミみたいな奴が寄ってきたらすぐ言えよ?」

「もうないって〜!!」




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