幼なじみは俺様彼氏
1人でお父さんとお母さんにも話したの?




いつの間に…。





「返事は?」

「する…。奏汰と結婚したい…!!」

「はは…。泣くなよ。あぁ〜…緊張した〜!!」

「奏汰大好き…。」

「ごめんな、ホントは一緒に出したいし、もっと大きくなってからが良かったけど…。」

「もう…言葉が出ないくらい嬉しい…!!」

「ほら、もう時間だろ。親父か香保里と出しに行けよ?」

「うん…またね!」

「待てよ。忘れ物。」




足を止めて振り返ると、奏汰は小さい箱をあたしに投げた。





これ、もしかして…。





「ちゃんと左の薬指にしろよ!!俺もしてるから。」





奏汰の手には指輪が光ってた。




箱を開けたらカワイイ指輪。




左手にはめて、奏汰に左手で手を振った。





嬉し涙は止まらない。





「じゃあね!!」

「あぁ。」




次会うのが楽しみだね!!




飛行機ではずっと指輪を眺めてた。






数時間後、日本の空港では海クンと香保里チャンが待っててくれた。





「ただいま!!」

「「おかえり。」」

「あたし、奏汰と…。」

「知ってる。おめでと!!」

「楓が娘か…。悪くはねぇな!」




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