幼なじみは俺様彼氏
「どーしよっか…。」

「神楽がどうしてもムリなら一緒にいてあげるよ?」

「ありがと。でも…頑張る。それより楓だよ。奏汰クン、まだアメリカでしょ?」

「ん。っていうか、これから世界一になるって言ってるときに心配かけたくなくて…。」





奏汰には思いっきり頑張ってほしいから。




きっと産むななんて言わない。




それはわかってる。




でも…中途半端なままアメリカから帰ってきて欲しくない。





「そのまま…素直に伝えたら?」

「素直に…。でも!!」

「今楓の話聞いてね?神楽は面と向かって言えるんだから、ちゃんと言わなきゃって思った。だからってゆうか…楓にも素直に頑張ってほしいなって…。」

「神楽…。…うん、わかった。素直に、ね!」

「でもすぐには言えないよね!!心の準備が…。」

「はは、だね!!」





しばらく話してから電話を切った。





下に降りると、ご飯の匂いがして気持ち悪くなる…。





「楓?食べれ…そうにないね。」

「ん。ごめん、香保里チャン…。」





気持ち悪くなるから部屋に戻った。




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