幼なじみは俺様彼氏
「…え?」

「嬉しすぎて…泣きそう…!!」

「うそ…。」

「電話で良かった…。」





だって俺今まぢで目に涙溜めてる。




本気嬉しい…!!





「でも俺…まだ帰れない。」





見守りたい。




近くで楓を守りたい。




だけど今帰ったら俺はなんのためにあんな苦しめてアメリカに来たかわからない。





「ごめん…でも…!」

「当たり前だよ!!帰ってくるなんて言ったら殴ってやろうと思ってた!!」

「は…?」

「あたしはね、奏汰に夢を叶えてほしいの!!あたしのために帰ってくるなんてありえない!!」

「ふ…ははっ!!」




どんだけ逞しい嫁だよ…。




でもきっと、ホントは側にいてほしいんだろーな…。




「楓。」

「ん?」

「約束する。」

「何を?」

「俺の誕生日までに俺はトップ取って帰る。そしたら出産には間に合うだろ?」

「バカ…そんなの約束していいの…?」

「当たり前だろ。俺なら余裕に決まってる。」

「バカ奏〜!!待ってる…。」

「待ってろ!!」





俺は有言実行。




絶対に誕生日までにトップ取ってやる。




見てろよ!!





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