幼なじみは俺様彼氏

病院からの帰り道、奏汰と手を繋いで歩く。





「どうだった？」

「まだ産まれてないのに可愛くてしかたない…。」

「そんな奏汰がカワイイ〜!!」





絶対いいお父さんになるよ!!





「「ただいま〜!!」」

「おかえり。」

「神楽、みんな起きた？」

「起きない〜。」





バカみたいに飲んでた皆はまだ起きないみたい。





神楽がずっと見ててくれたんだけど…。





いい加減、洸輔は起こさないとね。





「奏、洸輔よろしく。」

「あいよ。起きろ、バカ洸！」





奏汰は洸輔の腹部蹴り。




いたそー…。




容赦ないね…。





「いてぇ!!奏汰ありえねー…。頭いてぇー…。あ、神楽おはよ。」

「今はね〜こんにちは、だよ？」

「え゛…。」






そりゃ今の神楽の笑顔見たら誰でも固まるよ…。





怖いよ〜。





「まだパパに怒られたいんだ？なら赤ちゃん産まれても家に居続ける？」

「すいませんでした…。」

「ならさっさと帰るよ。事故らないよね？」

「クソ丁寧に運転します…。」

「じゃ、楓に奏汰クン、バイバーイ♪」