幼なじみは俺様彼氏
「画ビョウくらいでわめくなよ、親父。」

「お前はやられたことないから言えんだよ!!」

「だって海、奏汰より寝起き悪いからさ?絶対起きるでしょ?」




まぁ起きるだろうね…。




香保里チャンと海クンのケンカが始まったから、あたしと奏汰は慌てて用意して出た。





紗和ちゃんは昨日帰ってこなかったらしい。





自由な家だよ…。





奏汰と手を繋いで歩く。




こんなことも、いいのかなって思う。





「なんか、新鮮だな!」

「あ…うん。そうだね…。」




奏汰と歩けて嬉しい。




手を繋げて幸せ。





でも不安って消えない。





「楓。どうした?なんかあんのか?」

「なんもないよ?」





ごめんね、奏汰。





「楓ー、奏汰くん、おはよ♪」

「神楽!?おはよ…ってかテンション高っ!!」

「おはよう。洸輔は?」




あぁ…もう学校だから表奏汰かぁー。





「洸輔?知らなーい。」

「はぁ?ケンカ?」

「だって!!洸輔浮気したぁ!!」

「「うそ!?」」





あの神楽大好き洸輔が?



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