幼なじみは俺様彼氏
先を思うと気が重くなるわ…。




「奏汰おかえり!…って、背中曲がってる!!」

「え、ただいま…ありがと…。」





これでもモデル。




姿勢大事。




我が家に帰ってきた俺は玄関まで走ってくる楓に癒される。





「ご飯今出来たんだよ!!食べれる?」

「ん。」





楓の頭をくしゃっと撫でてリビングに行く。




かわいいねぇ…。



その嬉しそうな顔ヤバイです…。





「あ、奏おかえり!」

「ただいま。親父と紗和は?」

「紗和は郁くんとラブラブ♪海は二階だから呼んできて!!」





まさか寝てねぇよな?





「…………。」





寝てるし。




最悪。また最悪。





「親父起きて。楓もいんぞ?」

「うるせぇ…。次呼んだら口開かないようにしてやるよ…。」




どんな拷問だ!!




「奏汰……海クン寝てんじゃん!!」

「楓。これどうにかしろ。」

「はぁ!?」




なんで親父を起こすために苦労するんだよ!!




もう香保里しかいねぇし!!




「楓戻るか。後は香保里だ。」

「それがイイネ…。」



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