幼なじみは俺様彼氏
◎奏汰




麻衣の家で飯食って、すぐ帰ろうとした。





「待って。お茶、飲んでいきなよ♪」

「いらねぇ。」

「そう?あ、楓ちゃん…元気?」

「楓?」




なんでいきなり楓?





「お前楓になんかしたの?」

「さぁ?」




はぁ!?



したのか!?





「何したんだよ…。」

「ちょっと、ライバル宣言?」





ふざけんなよ…。




ま、楓には信じろって言ってあるし。





「俺は、楓しか好きじゃねーの。じゃな。」

「バイバーイ♪」





なんで笑顔?




コワッ!!





俺はタクシーで家に帰った。





次の日、仕事が終わって家に帰ると紗和がとんできた。




「ちょっと奏兄!?」

「紗和?ただいま。」

「ただいまじゃねぇよ、バカ!!」




はぁ!?




仕事で疲れて帰ってきた兄を労えよ!!




紗和もモデル始めたけど。





「なんで、カエちゃんこないわけ?」

「知らね」





知ってたら苦労するか!!





俺が困ってるし。





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