幼なじみは俺様彼氏
「ほー…。じゃあ1つ下のあたしにまで回ってきたこの写メはなにかな?」

「は?写メ?」




紗和から見せられたケータイの画面には、俺と麻衣が部屋に入る直前の写真。




なにこれ…。




ってか、服からして今日のだし…。





「あれ、またなんか来…た!?」

「あ゛!?なんだよ!?」

「奏兄まぢ最低!!」





再び見せられた写メ。




届いたばっかのは、なんと麻衣がコケて受け止めたとき…




つまり、抱きしめてるように見える写真。





「紗和、これ誤解だから…。」

「は!?浮気は甲斐性とか言ったら殺す!!」

「違うからまぢで!!」





紗和に必死に説明。




信じてもらうのにかなり時間かかった。





「ふーん?…念のため言っておくけど、写真の端にカエちゃん写ってる。」

「へぇ。…って、え!?」





うわ…。




最悪。





明日から忙しくて学校行けねぇし。





ちょっと心配になってきた。





「紗和、学校でのフォロー頼むな。」

「カエちゃんのためなら…。ってか、あたしまで回ってくるくらいだよ?ヤバくない?」


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