幼なじみは俺様彼氏

結局、眠れずに夜が明けて朝。




それでも学校は行く。





「楓、洸輔、行こ!!」





神楽は一生懸命明るく振る舞ってくれる。





ありがとう…。





学校についたら、やっぱり、奏汰の話で持ちきり。





「ねぇ!!メール来た？」

「来た来た!!ヤバイよねー!!」

「ってか、奏汰クンって彼女いたよね？一般の。」

「だって相手麻衣だよ？負けるに決まってんじゃん。」





わかってるよ…。




聞こえてくる会話は全部同じ。





もうヤダ!!





「ねぇ、ちょっと。」

「神楽!?」




神楽がいつの間にかヒソヒソ話してた何人かのところにいた。






「奏汰クンの彼女ってあの子だよ。」

「は？…うそ!?」

「麻衣ちゃんに負けてると思う？」

「全然!!むしろあの子のほうがカワイイ!!」




はぁ!?




って。




どうせ脅されたんでしょ…。





「楓。今、神楽なんも脅してないよ？だけどあの子たちはああ言った。楓はカワイイの!!自信もって!!」






あたしが？




自信か…。