花嫁の証


「…っ……ぁ…ぅ……」





あ…熱いっ…熱い…
なんだろう…




だんだん目眩が…
この焼けるような
熱さが快楽に代わり始めた
ドクン…


気持ち………ぃ…





「ぁ………ぃ……ぃ…」




アベル……





「っ!?」



あたし今どうして
アベルなんて…

気持ちいいってあたし…





「結衣花しっかりしろ!
俺だけを感じてろ」



な!?
どーいう…意味っ??




目を閉じて空夜君の
胸に顔を埋めた




ドクン…ドクン


空夜君の心臓の音
体温…



安心する…
あたしはまだ此処にいる






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