花嫁の証

ドクン……


「っ!?」


ドクン…ドクン……



「あ…がっ……うぅ…」


血だ…血が………
紅い血が…欲しい




胸が痛い…
喉が渇く




こんな時にっ…



あたしは空夜君から
急いで離れた




「結衣……花……?
大丈夫…か!?」



空夜君は心配そうに
あたしを見つめた




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