花嫁の証


「はぁっ…はぁっ…」



俺は騒がしい
赤の光が点滅する
場所へたどり着いた



「君か!早く乗って」



医者らしき人が
俺の背中を押した




わけが分からず救急車
に乗り込むと
血だらけの空夜が
横たわっている




「空夜!!」



呼びかけると
うっすらと目を開ける





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