花嫁の証
「咲……
結衣……花…は…?」
苦しそうに眉間に
シワを寄せながら
必死に口を動かす
「結衣花!?
いや…いなかった…
俺が来た時には…」
今までいたのか!?
結衣花が
「な…んで……
追い掛けね………だよ…」
空夜は俺を弱々しく
睨み付ける
「追い掛けたい…
でもな…
お前だって置いてけない!」
それに……
結衣花が俺を
空夜の傍にいさせようと
したんだ
「早く治せ!
その後探しにいこう
空夜が休んでる間は
俺が結衣花を捜すから」
それを聞いた空夜は
静かに目を閉じた
結衣花…
何処に行ったんだよ…
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