花嫁の証

「まぁまぁ和人さん
お年頃なんですよ空夜君も。
可愛い女の子に意地悪
したくなるのは性という
ものです」


そう言って久栄さんは
ふふふと柔らかい
笑みを浮かべる




ガタンッ



「なっ…んでそうなる!?」


空夜は手からホークを
落とし汗をかいている




「ど…どうしたの…?」



あたしが恐る恐る
尋ねるとギロリと
睨まれた




あはは…怖い……





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