花嫁の証

「終わったか?」


電話が切れたと
同時に空夜君が
部屋に入ってきた




「あ!空夜君いきなり
入らないでよ!
あたし寝巻…ってえ!?」


なぜ寝巻??


まさか…
あたしは空夜君を見る




「あ?ちげぇーよ
久栄だから」



ギロリと睨まれた
怖っ!笑




「はーいすみません!」



あたしは笑って
窓を開ける



フワッ




風が髪を撫でる
寒い風なんだと思う



でも…




手を見つめる




冷たく無い…?
寒くない…




どうして……?






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