花嫁の証
「ふん!
忘れんなよ…」
ニヤリと笑う空夜君
何を企んでるんだか…
「え…何その
悪魔の笑みは……」
怖いわ……あはは…
まさか!!
街中で裸で盆踊りとか…
逆立ちで階段往復
100回とか…
やりかねないよ〜
「そろそろ…
ほら…帰んぞ…」
空夜君が手を差し出す
あたしは迷わず
手を重ねた
「暖かい…」
あたしは
そう言って笑った
「お前もな…」
あたしも…
暖かいんだ…
あなたが手を引いて
くれるなら
諦めないで歩いて
行ける気がする
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