花嫁の証


二人で話してるうちに
校門まで着いた


「じゃ!頑張って転入生!」



あたしはそのまま
校舎に向かおうとする





グイッ





「うぉっ!?」




腕を後ろに
引かれ体がよろける





背中に温もりを
感じ上を向くと
空夜君があたしを見ていた




「なっ…なにすんだ…し…」



空夜君はあたしを
見たまま何も言わない






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