新たなる神話
アナーヒター:水よ湧け・・・大地に潤いを・・・

アールマティ:芽よ息吹け・・・大地に命を・・・


そして、アナーヒターとアールマティの2人が同時に・・・

植物よ・・・その姿を見せよっ!!

草1本生えていない針の山にムクムクとヤシの木が育ち始めた。

そして、あっと言う間に立派なヤシの木へと成長した


ウルスラグナ:いいか!?お前ら・・・ゴニョゴニョ・・・

ラシュヌ:うんうん。

ミスラ:なるほど。

スラオシャ:すぐに始めましょう


ウルスラグナたちが何やら作業をしている


ウルスラグナ:よしっ!!完成だっ!!


ウルスラグナの後ろには、先ほどのヤシの木が植物のツルによって、弧を描くように体を曲げている。
そして、その地面すれすれまで引き寄せられたヤシの木のてっぺんには、針の山に散在している針が固定されている。
どうやら、ヤシの木を固定してあるツルを切ることで、ヤシの木が元に戻ろうとする反動を利用して針を敵に飛ばそうという作戦らしい。
言わば、昔の投石機のようなものだ


ウルスラグナ:グリフォンっ!!鬼さんっこっちだっ!!あっかんべ〜っ!!

グリフォン:・・・クケェェェェっ

ウルスラグナ:よしっ!!今だっ!!ラシュヌっ!!撃てっ!!

ラシュヌ:はいっ!!たぁっ!!


ラシュヌがヤシの木を固定しているツルを震天槍で切る

ヒュっ!!
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