新たなる神話
アカマナフ:・・・。死んでいるな。

足元にあるダエーワの死体に見たアカマナフが言った。そのダエーワが消滅していく・・・
宮殿の中に入っていったダエーワたちが何かに怯えながら、アカマナフの元へ逃げてくる

アカマナフ:来たか・・・

宮殿の中から大男が出てきた。身長は2メートル。そう。魔王インドラである。元々アカマナフの護衛として残っていた4匹のダエーワたちがアカマナフをかばうような形で、インドラの前に出る

インドラ:ぐわっはっはっはっはっ!!ずいぶんと軟弱なボディガードだな・・・ん!?お前はアカマナフっ!!?あの総統アンラマンユ様の軍師として名高い・・・
アカマナフ:コレはコレは。魔王インドラ殿に知っていただけるとは、光栄ですな。今日は話があってきました

インドラの顔が一瞬くもる

インドラ:せっかく来ていただいたのだ。追い返すわけにもいくまい。ささっ、入られよ
アカマナフ:それでは、失礼いたします

アカマナフとダエーワたちがインドラを先頭に宮殿の中を歩いていく

アカマナフ:先ほどは我が配下がご無礼を働き、誠に申し訳ない
インドラ:いやいや、オレもダエーワを見たとき、どこかで見覚えがあるとは思ったんだが、先に手が出てしまった。さっ、この部屋だ。ソファーにでも腰掛けてくつろいでくれ
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