新たなる神話
キュンキュンっ!!銃声が2発した。とは言っても、サイレンサーをつけているため、ほとんど音は出ていない。そう。この2発で、サルワが警備のフラワシ2人を片付けたのだ


サルワ:後は、このライフルを固定して、天帝に狙いを定めるだけだ


ダエーワたちがライフルを固定する器具に手をかけようとする


サルワ:触るなっ!!この固定いかんで狙いが定まるのだ。1ミリでもズレたら外れる。準備は全てオレがやるっ!!


そして、サルワが着々と準備をススメているころ、天高くからその状況を観察しているものがいた。そう。天空神フシャスラワルヤである。実はサルワがこの建物に入るであろう時にすでに討伐隊に無線で情報を提供していたのだ。この情報を得た討伐隊はすでに建物付近まで来ている


サルワ:準備ができた。くくくっ・・・バカなヤツらだ。こっちは暗殺のプロ。どんなに手厚く警備しようとも、1センチでも隙間があれば狙撃は可能だ


と、そのときっ!!屋上のドアを蹴破った者たちがいた


ウルスラグナ:そこまでだっ!!

サルワ:何!!?討伐隊か!!なぜこの場所がわかったんだ!!?

スラオシャ:暗殺は現場さえ押さえてしまえば、こっちのもんだっ!!

ラシュヌ:大人しく降伏しろ!!クビワっ!!

ミスラ:おい。いくら敵とは言え、名前間違えるのは失礼だろ!!クビワじゃなくてハニワだっ!!

サルワ:勝手に人の名前で遊ぶなっ!!我が名はサルワだっ!!
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