新たなる神話
悪棲とは巨大怪魚であった。湖の小さな島のようなものは悪棲の背中だったことも、その大きさを物語っている

その湖の上に水神の女神アナーヒターが姿を現した


アナーヒター:少し遅かったようですね

タルーマティ:アナーヒターか・・・ちょうどいい。ダエーワっ!!矢を射るのよっ!!狙いはアールマティっ!!

ダエーワ:ゲキャァーッ!!

ダエーワ:サッキャァーッ!!


多数の矢がアナーヒターめがけて飛ぶ。そして、矢がアナーヒターに届いた瞬間、アナーヒターは水の泡となって消えた


タルーマティ:ちっ・・・水面鏡の術か。やはり本体はココにはいなかったようね

アエーシェマ:何をしてるっ!!タルーマティっ!!早く悪棲を制御し、天界に属する者たちを葬りさるんだっ!!

タルーマティ:ア〜ブラ〜カタ〜ブラ〜っ!!


タルーマティが水晶に向かって呪文を唱える。タルーマティは幻影の術を得手とする悪神である。よって、悪棲に自分たちに都合がいいような幻影を見せて操ろうとしているのだっ!!


悪棲が討伐隊の方に向かって、水面にオヒレを叩きつける。すると、水が討伐隊に津波のようになって押し寄せる


ウルスラグナ:周りの何かに捕まれっ!!津波で怖いのは引き際だっ!!湖の中に引き込まれるぞっ!!
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