甘いミルクティー
待ちどうしかった、入学式。


ずっとずっと憧れていた高校に合格できたから。





クラスわけでは、もっと嬉しい事が待っていた。








校長の長い話が終わり、クラス発表。


私はA組。



磨那も同じクラス。





あの人も…A組…



私の顔には笑顔がもれる。




『どうしたのぉ?ってか、あっっー』


『やったぁ!』


『よかったねー。ってか、あたしもだゎぁ』


『本当だ!!よかったね♪』


『うん!!』



磨那の好きな人もA組だったんだ。




同じ学校に入学した事も嬉しかった。

さらに、同じクラスなんて…



私たちをつないだのは、ミルクティーだぁぁぁ




私はミルクティーを水筒に入れて持ってくる。

そして、毎日、あの人を思いながら飲むんだ。


甘い甘いミルクティーを。







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