パパ、好きだよ。
「朝ごはん、もう出来てるよ?パパ」

「うん。すぐ行く」

「待ってるね」

パパの頬にチュッとキスをして部屋を出た。

パタン…。

扉を閉めるとドキドキ煩い胸に手を当てズルズルと座り込んだ。

…キスしちゃった。
ほっぺにだけど。

昔はよくしたんだけどな。
ふうっとため息をひとつついてから立ち上がると台所へ急いだ。
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