自伝
「悟史さん」
「ん?」
「ありがと」
「なにが?」
「なんとなく」
「?」
少しだけ元気をもらってそのまま家に帰った。
「何処行ってたんだよ」
「起きてたんだ」
「麻里英がずっと泣いてて大変だったんだぞ」
うっとうしいと思った。
なんだか、分からないけど…。
「おい!無視するなよ」
亮の手が私の肩に触れた時思わず
「触らないでよ!面倒見ればいいんでしょ!!」
びっくりした亮は黙ったままだったけど一緒にミルクを作ってくれたりして手伝ってくれた。
家の電話が鳴った。
「誰?こんな時間に…亮ちゃん出てよ」
「もしもし?あぁ起きてたよ」
お母さんからだ…
話し方でわかる
「えっ!?またかよ…わかったすぐ行くから」
受話器を置いて上着を探してた。
「どうしたの?」
「知恵がまたシンナーやって道路で寝てるらしい」
「また?」
そう、こんな事は今日が初めてじゃない。この2年近くしょっちゅう朝方に電話が来て、そのたびに亮は知恵を保護しに行く。
もう…うんざり…
「ん?」
「ありがと」
「なにが?」
「なんとなく」
「?」
少しだけ元気をもらってそのまま家に帰った。
「何処行ってたんだよ」
「起きてたんだ」
「麻里英がずっと泣いてて大変だったんだぞ」
うっとうしいと思った。
なんだか、分からないけど…。
「おい!無視するなよ」
亮の手が私の肩に触れた時思わず
「触らないでよ!面倒見ればいいんでしょ!!」
びっくりした亮は黙ったままだったけど一緒にミルクを作ってくれたりして手伝ってくれた。
家の電話が鳴った。
「誰?こんな時間に…亮ちゃん出てよ」
「もしもし?あぁ起きてたよ」
お母さんからだ…
話し方でわかる
「えっ!?またかよ…わかったすぐ行くから」
受話器を置いて上着を探してた。
「どうしたの?」
「知恵がまたシンナーやって道路で寝てるらしい」
「また?」
そう、こんな事は今日が初めてじゃない。この2年近くしょっちゅう朝方に電話が来て、そのたびに亮は知恵を保護しに行く。
もう…うんざり…